日本共産党
前神奈川県議会議員

石田 和子

いしだ かずこ
くらしと平和 希望ある未来へ
石田 和子
ブログ

県立平塚盲学校と県立平塚ろう学校を訪問しました

2020年11月14日

12日の午前中に、県立平塚盲学校を訪問し、続いて近くにある県立平塚ろう学校に伺いました。はじめに訪問した県立平塚盲学校の報告です。案内していただいた会議室に、視力を補強するメガネ、教科書が展示されて手にとって拝見した後、校長先生からお話を伺いました。

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平塚盲学校は神奈川県立唯一の視覚障害教育部門の特別支援学校として、幼児・児童・生徒の自律と社会参加にむけ、乳幼児からの早期の相談・支援をはじめ、幼稚部・小学部・中学部・高等部まで視覚障がいに特化した教育を行っています。

学校の始まりは、1910年(明治43年)に全盲で鍼の名手だった「秋山 博」という方が地域の町村長の力を借りながら設立運営の資金を集め、現在の平塚市金目に「私立中郡盲人学校」を設立。昭和6年に県立となり、昭和23年に神奈川県立盲学校と改称し、令和2年に開校満110年を迎えたとのことです。明治という時代に設立に至った先人の方達の並ならないであったろうという思いに馳せながら、長い歴史が現在に息づいていると思います。

 

県内には他に横浜市立盲学校、横浜私立盲学校、相模原支援学校(幼稚部・小学部・中学部)があると教えていただきましたが、ここ県立平塚盲学校では、幼稚部は3歳のお子さんから、高等部は本科と専攻科に分かれ、【本科】は普通科、保健理療科が、【専攻科】は理療科、保健理療科があり、専門教育を主とする理療科および保健理療科では、鍼、灸、あん摩マッサージ指圧を学ぶとのこと、国家試験受験資格を取ることができるとのことで、最高齢は62歳の方まで在学しています。「県内唯一」の意味がわかる大事な学びの場です。

教員は教員の基礎免許のほか、特別支援学校の免許を持つ方が当たられ、理療科は鍼灸師、マッサージ師の免許も持っておられるとの事です。

もう一つの特徴は寄宿舎があることです。藤沢市25%、平塚市20%、横浜市18%など県内全域から通学しているとのことで、学びを保障するうえで寄宿舎は必要です。高等部の生徒を中心にニーズに応じた拍数で利用されているとのことです。

校内を案内して頂きました。廊下は右側歩行。壁に沿って1列に歩くのが決まりですよと教えていただきました。小3の理科の授業を見せていただきました。聴覚を頼りにして学ぶので、見学は会話を避けてくださいと。当然ですね。先生は3人の生徒にそれぞれに沿った言葉かけを丁寧にしながら、授業をしていました。

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教室やトイレなどの表示は、字は白抜きの黒い看板。「幼稚部 うさぎの部屋」の入り口には触って形と触感から判断できる素材を選んで掲示するなど、数々の配慮がされていました。

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理療科で、マッサージの授業も拝見しました。背中の部位と押し方を丁寧に言葉と実際に触れながら教えていました。

図書室も見せていただきました。点字図書、音声図書、拡大図書、さわる図書など様々な見え方に対応した図書がそろっていました。「からすのパンやさん」「ぐりとぐら」など大好きな絵本がさわる絵本として置かれていました。ボランティアさんに作成に協力していただいているそうです。

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点字プリンター室も拝見しました。現場の工夫などがされていることに頭が下がりますが、機器の備品費の話題にもなりました。教育現場に行くといつも思うのですが、学びの保障のための予算をしっかり充当しなければならないと思います。

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川崎市には盲学校がないので初めての訪問で、勉強になりました。一人一人の障がいにそれぞれの対応をされているこの学びの保障を充実していくことが大切と思いました。

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