日本共産党
前神奈川県議会議員

石田 和子

いしだ かずこ
くらしと平和 希望ある未来へ
石田 和子
ブログ

核兵器も戦争もない平和な世界を 神奈川県平和行進が5月9日高津区役所を出発

2022年5月25日

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「核兵器のない平和な世界を」を求めて歩く平和行進は1958年に始まり、今年は64年目です。5月7日に川崎入りした平和行進は、9日に高津区役所を出発、神奈川県内を更新し5月19日には静岡県入りをしたと思いますから、おそらく今日も静岡県内を行進していると思います。

あらゆる核兵器の開発、実験、生産、保有、使用を許さず、核で威嚇することも禁じた核兵器禁止条約が発行して1年余がたち、86カ国が署名、60カ国が批准し着実に前進しています。しかし、日本政府は、禁止条約に反対し「署名も批准もしない」と表明しています。7割の国民が条約参加を望んでいます。日本政府に核兵器禁止条約に参加を求めます。

今年の平和行進は、とりわけ、ロシアのウクライな侵略の惨劇に心を痛め「ウクライナに平和を」「戦争止めよ」「ロシアは撤退を」の声が世界中で湧き起こっている中で行われます。

出発式では、高津区内の被爆者の方の挨拶、宗田裕之実行委員長の挨拶、鈴木高津区長も挨拶していただき、市民代表ということで、私も挨拶させていただきました。

その後、参加者約60名で、区役所の裏側から公道に出て、東高根森林公園を経て、多摩区役所まで約2時間半行進しました。私は、足腰が本調子でないため、公道に出たところで、皆さんを見送りました。

行進した方から、沿道から手を振ってくれる方もいたり、千羽鶴を手渡してくれた方もいて、嬉しかったとの話を聞きました。

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「核ない世界」提唱でも「核の傘」強調! 被爆者から「矛盾」の声(東京新聞5/25)

23日には日米首脳会談が行われ、岸田首相は来年のG7サミットを広島市で開く意向を表明し、共同声明には「核兵器のない世界」に向けた努力を明記したと報道されています。

その一方で、中国や北朝鮮を抑止するための日米同盟の強化の一環として、米国の「核の傘」で日本を守る重要性を強調。「核兵器のない世界」を唱えながら、米国の核への依存を強める首相の姿勢には被爆者から疑問の声が上がると報道されました。

日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の児玉事務局次長は「広島でサミットを行うなら日本は核の傘からの離脱を考えなければならない。被爆国の首相としてどういう方向に向かっているのかと批判し、6月に開催される核兵器禁止条約の締約国会議に日本もオブザーバー参加すべきと訴えたと報道されました。本当にその通りです。

「核兵器のない世界を」というのなら、日本政府は「核兵器禁止条約」に署名すべきです。

「核兵器のない世界を」というのなら、アメリカの核兵器を日本に配備の検討。敵基地攻撃能力を保有し相手国の指揮統制機能まで攻撃するというのは撤回すべきではありませんか。

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