議会活動報告

川崎市は障害者が安心してスポーツを楽しむ環境整備に力をつくせー修繕ではなく改修を! 12月議会代表質問①

2018年12月12日

リハビリテーション福祉センターの体育館の改築と夏のみ使用の屋外プールを温水プールにして、オールシーズンリハビリに取組めるようにすべきと、共産党は10月議会に続き12月議会でも代表質問で求めました。

◆局長は、老朽化の調査結果、財政負担を考慮して、大規模修繕を検討すると答弁

先の10月議会で、健康福祉局長が答弁した、リハビリテーション福祉・医療センターの体育館とプールの老朽化の調査結果が10月末に提出されるのを受けて必要な老朽化対策を検討するとしていましたが、健康福祉局長は、調査の結果、鉄骨躯体に錆が検出、屋根に局部的な防水層の劣化が確認されたが全体としては劣化が進んでいないので、将来的な財政負担を考慮して長寿命化のための大規模修繕を行なう。関係局と調整しながら老朽化対策の具体化を検討する。体育館に冷暖房の設置などの機能付加について検討すると答弁しました。

◆局長は、温水プールも、財政負担の課題があるので難しいと答弁

プールについては、再塗装工事や更衣室の機能改善等によるサービス向上を検討しているが、温水プールについては財政負担等の課題があるので難しいと考えると答弁しました。

◆川崎には、障害者団体に利用枠を確保している温水プールはない!

ある企業の温水プールが使用できなくなるので、他に使えるプールを探しているというある障害者スポーツクラブの方々の実態が市議団に寄せられ、そのことを述べて、市内の温水プールを有する施設で障害者団体に枠をとって利用可能にしている市の施設を質問したところ、市民文化局長は、温水プールがあるのは、多摩スポーツセンター、市民プラザ、余熱利用3施設の5カ所だが、障害者団体に利用枠を確保している所はない。市民プラザにおいて、団体利用ができる日程のうち、毎週月曜日にプールを利用していただいていると答弁しました。

◆市は、2017年に、1階にプール、2階に体育館を整備する案を検討、13億から15億かかる。屋内プールのみの整備は4億円と試算していた。

市は2008年には、リハビリテーション福祉センターの再編整備計画書に、障害者専用スポーツの整備に改修するとしていましたが、2017年の「第3次追補版」で、計画策定から10年経過し、障害者スポーツを取り巻く環境が変化しているので、施設のあり方の検討を行うとその方針を変えてしまったのです。

事前の調査で、市は、追補版の検討にあたって、1階にプールを、2階に体育館を整備する案の検討も行い13億から15億かかると試算したことがわかり、だったらこの手法で整備すべきと市長に迫りました。

障害のある方々が安心してリハビリにとりくめるよう温水プールはどうしても必要です。単独で、温水プールの維持費は年間1億円かかると答弁があり、事前の調査で屋内プールの整備には4億円かかるとのことでした。この額で可能になるのですから、プールと体育館の一体整備が無理ならば、せめて、プールだけでも温水プールにすべきと市長に求めました。

しかし、市長は、このたびの劣化調査を踏まえ、今後必要な老朽化対策を行なうと冷たい答弁

身体機能の回復につとめてスポーツに取り組む方は大変増えています。中には、健常者の方々と一緒の環境でも楽しめる方々もおられると思いますが、障害特性に沿った十分な配慮と安心して取組む環境がどうしても必要な方々は大勢おられます。なのに、こうした障害のある方々のリハビリや社会参加の願いには財政負担を考慮してできないというのは、あまりにも冷たいとしか言い様がありません。臨海部の大規模開発には、財政負担等とはひとことも言わずに、合計1700億円も投じているのにです。