日本共産党
神奈川県議会議員

石田 和子

いしだ かずこ
くらしと平和 希望ある未来へ
石田 和子
ブログ

新型コロナ感染症の検査の抜本的な拡充について

2020年12月17日

 〈12/10、14日の厚生常任委員会報告・その3〉

県庁

17日の県の新規感染者はとうとう300人を超え、319人です。感染を押さえ込むには、徹底的な検査が必要と思います。県は1日のPCR検査の検査能力を4210件から9月には6348件に拡大してきましたが、今回、さらに19、137件まで増やしました。

内訳は、県と市の衛生研究所で700件→約900件

    民間検査機関で2470件から約3500件→5990件

    医療機関で1090件から2148件12247件 で合計19137件です

しかし、これまで検査した中で1日の最大検査数は11月25日の4492件です。実際はもっと検査をやれる能力があリます。感染の急拡大を抑えこむには検査の抜本的な拡充が不可決と思います。

この間クラスターが増加、中でも医療機関と福祉・介護施設で多く発生しています。

11月29日 ― 30施設で陽性者は534人。そのうち医療機関と福祉・介護施設が409人で全体の約76、6%を占めます。

12月8日 ― 42施設で陽性者は729人。そのうち589人で全体の80、7%を占めます。

12月17日 ―60施設で陽性者は916人です。そのうち、医療機関と福祉・介護の感染者は713人で、77、8%を占めます。

県は濃厚接触者以外の集中検査 52件、4343人に実施

共産党は、一貫して陽性患者が発生した場合は、濃厚接触者以外にも範囲を広げて集中検査を実施することを求めてきましたが、県は8月の常任委員会で「クラスターの懸念がある施設において、陽性患者が発生した場合に濃厚接触者以外にも範囲を広げて集中検査を実施する」と発表。私は機会あるごとに質問、調査をしてきました。

9月末までの集中検査は高齢者施設や学校などで17施設1565人を実施しました。

私は10月から11月末までの集中検査数を調査。35件、2778人で実施したことがわかりました。これで合計52件、4343人に実施したことがわかりました

集中検査したうち、陽性者が何人わかったかを調査したところ

内訳は、医療機関が2件、96人を検査、うち陽性者は0人。

高齢者福祉施設はが9件、787人を検査、うち陽性者は23人。

学校・保育所が23件、 1859人を検査、うち陽性者は9人。

そのほか1件、36人を検査、うち陽性者19人。

集中検査で新たな陽性者がわかったことで、未然に感染拡大を防ぐことができたことになります。無症状でも陽性ならば感染力がありますから人に感染させてしまいますから集中検査で陽性者がわかることは大事です。

検査について用意した質問のうち、時間がなくなり1問しかできませんでした。

要旨を紹介します。

質問)施設で発熱者が1人の時に必ず検査を!結果、陽性なら全員検査を!

検査の1日の能力件数は皆さんの努力もあり、かなり増えてきています。

クラスターが増えている。昨日は42施設で729人が陽性となっている。そのうち医療機関と福祉介護施設で589人。全体で約80%を占めるなど、医療機関と福祉介護施設においてクラスターが多く発生しているのがわかる。

医療機関でクラスターが発生すると医療の崩壊に直結してしまう。重症化しやすい高齢者施設のクラスターも防がなければならない。それには素早い対応が必要です。

【厚労省の通知】

厚労省は11/19に大事な事務連絡を出している。高齢者施設などの入所者、または従事者などで ①、発熱などの症状がある人には、必ず検査を実施すること。 ②、検査の結果、陽性の場合は入所者、及び従事者の全員に対して原則として検査を実施することが示されている。

県はすでに8月の常任委員会で集中検査を実施するという方針を出しており、これまでも集中検査を行ってきているのは承知しているが、厚労省が再度、この通知を出すのは、やはり、クラスター対策として、保健所による疫学(追跡)調査と同時に、集中検査を並行して速やかに行うことを求めているのではないかと思うが見解を伺いたい。

(答弁)言われた通り、県は集中検査という方針で進めており、特に医療機関や高齢者施設などについては、陽性者が出た際には原則全員、入所者、職員のかたに検査を行っている。新たに厚労省から通知が出たというのは、こういった検査が重要だという再度の通知と考えている。

実際に疫学調査と同時に行うという話になると、保健所としては速やかに行なっているが、優先順位として、どこの棟からスタートするであるとか、このフロアは行うが、ここは、必要ないなどを判断するには、最初の患者からの聞き取りや行動の状況、例えば職員であればこの患者を担当していたかなどを捉えなければ効率的な検査を進められないので、一定の疫学調査をまずは行う必要があると思います。しかし、時間をすごくおくのではなく、速やかに疫学調査を行っていますのでそういった形で今後も進めたいと考えている。

以上です。

質問できなかったのは、感染者が多数発生している地域への検査=社会的検査の実施についてです。これは10月1日の常任委員会の時に、厚労省が都道府県に要請した通知を紹介し、県においても感染者が多数発生している地域において、千代田区や世田谷区のように医療機関、高齢者施設や学校、保育園、幼稚園などの全職員対象に一斉、定期的検査に踏み出すことを求めたのに対し、県は「一斉に定期的な検査をすることも必要と考えるので、感染状況や地域性を見極めながら検討していく」の答弁を得ていました。そこで、今、次々と社会的検査を実施する自治体が増えていることを紹介し、県の実施の有無を質問しようと思ってのですが、時間切れでした。

まだ、この社会的検査については行なっていないとのことです。宮前区の3つの中学校で、感染者が出たとのことです。地域的には近い学校もあり、いよいよ地域で面的に検査を行うのが必要になってきたと思います。

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