日本共産党
神奈川県議会議員

石田 和子

いしだ かずこ
くらしと平和 希望ある未来へ
石田 和子
ブログ

一つ間違えば大惨事!保育園の上空を米軍ジェット機は飛ばないで!県議団沖縄視察

2019年12月20日

沖縄視察

県議団は11月11日から13日まで沖縄県を視察しました。遅れに遅れてしまいましたが、概略を報告します。
11日は県庁で、
  ・米軍基地の現状および他国地位協定調査について(知事公室基地対策課より)
  ・辺野古基地建設問題について(知事公室辺野古新基地建設問題対策課より)
  ・中南部都市圏駐留軍用地跡地利用広域構想について(企画部企画亜調整課より)
  ・沖縄県子どもの実態調査と貧困対策について(子ども生活福祉部子ども未来政策課)
12日は
    ・北谷町役場建設経済部都市計画課で、美浜地地区計画について桑江伊平地区の都市計画について、美浜地区の見学
    ・うるま市役所企画部防災基地渉外課より原子力艦船の寄港状況及びおよび調査結果について
    ・辺野古崎で不当な米軍の新基地建設強行の実態把握について
13日は、
   宜野湾市役所地域政策部基地渉外課から、基地被害の実態について、普天間飛行場の返還に向けた取り組みについてを学び、普天間基地、米軍基地被害の実態調査として緑ヶ丘保育園に伺いました。

宜野湾市役所で、基地被害の実態の説明を受けました。

普天間 
   普天間飛行場が宜野湾市の街の中心部に位置しているため、いびつな都市形成を強いられていて、特に、周囲に小学校10校、中学校5校、高校4校や公共施設などが多く存在し、市民は絶えず、墜落の危険性と騒音被害などの基地被害にさらされている実態に改めて、強い怒りを覚えます。また、財政的にも基地交付金、補助金など基地関係収入が一般会計歳入額に占める割合は6、5%。普天間飛行場内の日本人従業者数は213人で市内従業者数のわずか0、6%程度であり、雇用面でも高くないことがわかりました。基地撤去は市民の強い願いである中で、辺野古への新基地建設を問う県民投票では7割が反対票を投じたとのこと。やはり沖縄から米軍の基地撤去が市民の願いであることが表明されたのです。

普天間基地にはオスプレイが配備

普天間飛行場
   普天間基地が見える公園の高台から基地とその周辺を見ました。街のど真ん中の基地にはオスプレイが何台も配備され、その直近に市街地が広がっています。宜野湾市役所で説明された基地被害の話に身が積まされます。

緑ヶ丘保育園の園長先生のお話と映像を見せていただきました。
   緑ヶ丘保育園に伺い、園長先生から、当時報道された米軍機から落下物のあったお話をお聞きしました。お聞きしながら書いたメモなので不正確な部分があると思いますが、当時の様子、お母さんたちが我が子の命を守るために防衛省などに要請に行った時の映像に、子を持つ母の必死な訴えに対する役人のなんと冷たい対応に怒りを覚えました。

2017年12月8日に米軍機からアルミ缶のような物体が保育園の屋根に落下
   その時、園庭には2〜3歳児30名ほど遊び、室内ではクリスマス会の発表の練習をしていた。10時16分頃と思う。一つ間違えば取り返しがつかない大惨事になるところだった。
   10時17分から20分ころにかけて宜野湾市基地渉外課に報告。16分に保育園の上空をヘリが飛んでいることが県のカメラでわかった。またブリキに当たるような音もカメラに収まっている。落下したあとエンジンの匂い、基地の匂いがした。
ところが報道は「ヘリから落下の可能性は低い」と報じた。目撃者もカメラの写真も音も記録されているのに、そう報じられた。
そのあと、メールや電話の嫌がらせが集中してあった。「自作自演ということが全国にバレてしまったようですね」など誹謗中傷のメール。電話が朝から10件から20件鳴りっぱなし。ほぼ同じ男性と思われる人から。年明け頃からなくなった。

12月13日普天間第2小学校のグランドに米軍ヘリの窓枠が落下

新聞記事

落下した地点はドッジボールのコートがあった。わずか10メートルしか離れていないところで体育の授業が行われていた。体育の先生はいまだに学校に出てこれなくなっている。市の抗議・要請に対し米側から「できる限り学校の上空を飛行しない」との発表があったものの、事故から1ヶ月後には小学校上空での飛行が確認されている。

緑ヶ丘保育園に落下した3日後に父母の会が立ち上がった。嘆願書を防衛局に持っていった。職員は米軍側に伝えるといった。
お知らせ

62日間で14万近い署名が集まった。
佐喜真市長に提出した。なかなか受け取ってくれず、4回目にやっと受け取ってくれた。市長宛のほか、市議会議長宛に提出した。防衛局には改めて上空を飛ばないでと9月末にも出向いた。しかし、防衛局は普天間小学校には監視にいったが、緑ヶ丘保育園には来ない。
保育園の上空は飛行ルートではないのにも関わらず、全く無視して飛んでいる。
翁長県知事(当時)は事故翌日には保育園に来てくれた。玉城デニー県知事も当選翌日には来てくれた。

保護者の代表団は、事故1年後、内閣官房、防衛省、外務省に要請に東京に行く
保育園の上空を米軍機が、離発着訓練をしているDVDを役人に見せて、「今、保育園の上空を飛んでいるのを見せたでしょ。1日に米軍機がなんども飛び交っている。私たちは子供の環境を守りたい。命の重さが本土の子供達、あなた方の子供達と違うのか。防衛省は米軍側に飛行ルートをちゃんと守ってくれと伝えているのか、いないのか」と迫っても、無言で対応する非情さに、どこの国の役人なのかと強い憤りを覚えました。

いまだに落下物は米軍のものと特定されていないとのこと。
運動の継続について、園長先生は、保護者の皆さんは仕事をしながらこの運動を続けている。しんどいはず。だから、無理をせず皆さんが立っているところで声をあげればいいと、励ましているとのこと。ヘリもオスプレイもジェット機も子どもたちの上空を飛び交っている。離発着訓練はプロではない飛行士が飛行訓練していて余計に危険である。
宜野湾市議会は全会一致で、保育園上空を飛ばない決議をあげた。
この運動は、上空を飛ぶなという人権の問題であり、日本どこでも起こりうる問題である。皆さんにぜひ実態を広めてくださいと訴えられました。
保護者の皆さんの訴えに胸が震える思いでした。治外法権の地位協定は見直さなければならないし、やはり大元の安保条約は廃棄しなければ、沖縄の苦しみは解決できない!

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