議会活動報告

多摩川河川敷の復旧工事補正予算案が議会に提案されました

2017年11月27日

CIMG2463今日は第4回定例会の開会初日、台風21号の被害をうけた多摩川河川敷の復旧工事のための補正予算案が提案されました。復旧工事に早く取りかかるために、早期に議決を図りたいと今日は代表質疑を行ったあと、総務委員会に付託されました。共産党は大庭裕子議員が代表で質疑しました。

提案された補正予算案は、2017年度分として約3850万円、2018年度分は債務負担行為で約1630万円、事業費総額は合計約5480万円です。

早期復旧を求める
被災したスポーツ広場や自由広場などで野球やサッカー等の練習や大会を行う団体や住民の皆さんは、必死に自分たちで土を入れグランド整備をしたり、水をかき出したり、出水のための溝を掘ったり、中には重機をいれて復旧作業をしたとききました。3週間経ってもヘドロやゴミ、草木等が大量に残され放置されている。早く復旧をしてほしいという市民の声を紹介し、被害内容、復旧の考え方、スケジュールなどの質疑をしました。

宇奈根地区が最も被害が大きかった
建設緑政局長は、最も被害が大きい高津区宇奈根地区では、冠水が2m程度まで達した。主な被害内容は、グランドやマラソンコースの表土の流出、野球場のバックネットやスコアボードの施設の破損等と答えました。

CIMG2465また、復旧の考え方は、冠水により発生した流木等のゴミの処理を進めるとともに、市民利用の多い運動施設等を優先的に復旧する事としており、二子地区及び北見方地区の一部の施設において供用を開始したところと答えました。

また、被害の大きい運動施設で、グランドの造成やバックネット等の製作に時間を要する整備については債務負担行為により対応していく事としている。
復旧のスケジュールは被害の大きい施設は現在、設計業務を進めており、早期の供用に向け取組んで行く。
ゴミの回収はグランドや広場を優先的に進めているところで、その他の施設につきましても順次改修していくと答えました。

自然災害時の維持管理費の増額を求める
近年、台風等で水害などが頻発しており、緊急時に素早く復旧ができるような予算の確保が必要です.現状は、突発的に対応できる維持補修費の予算は年間900万円にすぎない事から、増額して備えるべきと質しましたが、事前にトイレの撤去をおこなうなど、施設の被害軽減につとめており、緊急時に早急な対応ができるよう取組んで行くとの答弁に留まりました。

日曜日、北見方グランドに行きお話を伺いました
私は10月26日にも多摩川の土手から被災の状況をみてきました(10月31日付けCIMG2466でHPに掲載)が、今日の質疑に先立ち、昨日の日曜日、小堀祥子さんと一緒に、多摩川の北見方グランドに行き、様子をみてきました。大きな溝が掘られていました。野球のユニフォームを着ている男性3人からお話を伺いました。

ネットが一列に倒され、ゴミがへばりついているのは、台風がくるので事前に行政が倒したが、まだ倒されたままとのこと。早く起したいが、部品がないと自分たちではできない。どなたかが、土を寄付してくださり、みんなで土をグランドに埋め戻したり、自分たちで整備をした.早くしっかり復旧をしてほしい.小堀さんは土曜日が所属する少年サッカーチームの練習日で、来た時には、サッカー場にまだ水が溜まっていたが、「昨日から今日も、天気がよいので大分引いている。昨日も水をかきだす人たちがいた」と言っていました。

29日本会議で採決が行われます。行政の早期の対応が求められます。